ICT活用事例紹介 第1回

ICT活用事例紹介

ICTが教育現場で活用されることによって、児童・生徒の学習により良い
効果が生まれます。皆さまの自治体や学校でも参考としていただけるよ
う、NTTラーニングシステムズが取り組んだ実証事業やお客様でのICT
実践の中から、優良なICT活用事例をご紹介いたします。

【動画】先生/生徒インタビュー

【動画】先生/生徒インタビュー

ICTを活用すると、どのような変化が表れるのでしょうか。
まずは先生や生徒の生の声をお聞きください。

  • ◆先生インタビュー:ICT化によって、授業中の生徒に表れた変化とは、どんな変化でしょうか?グリーン真希子先生のインタビューをご覧ください。
  • ◆生徒インタビュー:ICT化によって、日々の勉強で感じた変化とは、どんな変化でしょうか?生徒のインタビューをご覧ください。
    ※生徒のインタビューは2:47から始まります

学校紹介とICT活用の背景

宮古島市立下地中学校(沖縄県)

今回ご紹介します宮古島市立下地中学校は、総務省「フューチャースクール推進事業」のモデル校として平成24年2月よりICT機器の運用開始以来、年度途中の採択による年間指導計画等の変更や、導入直後のサポート体制の構築、教職員の研修時間の確保など、数々の困難や課題を乗り越えて、ICTを活用するノウハウも蓄積してきており、現在では先生・生徒ともに機器の扱いに慣れている学校です。

宮古島市立下地中学校

授業概要

あなたの1週間の様子を英語で伝えよう

  • 中学1年
  • 英語
  • 過去形

沖縄県宮古島市立下地中学校 グリーン真希子 先生

本時の目標
あなたの1週間の様子を英語で伝えよう。
本時までの授業の流れ(前提となる条件)
前時までに過去のことを説明するのに必要な表現方法や語句を学習し、過去に起こった簡単な出来事をたずねたり、説明したりすることができる。
単元 過去形(第7時/全8時間)

第1・2時 過去に体験したことについて話したり、書いて記録する。

第3・4時 過去に体験したことについて話したり、書いて記録したりして、その内容を理解する。

第5・6時 過去に体験したことについてたずねたり、答えたりする。

第7時   一般動詞の過去形を用いて、3文以上で英文を書くことができる。

第8時   一般動詞の過去形の形・意味・用法について復習し、理解を確かめる。

授業計画

  導入 展開 まとめ





 English leadersによる
Q&Aを行う。
 動詞の過去形を復習する。
 本時のねらいの確認を行う。
④-1
テックキャンバスを開き、各々のシートに画像を貼り付け、その絵に対する説明文を書き込む。(一人称で文章を組み立てる)POINT 1
④-2
グループになり、「○○さんの一週間」と題し、それぞれが組み立てた文章を三人称に書き直す。POINT 2
④-3
それぞれ書き込んだシートを提出する。
各グループが発表する。その際は写真のみを見て、英語で説明を行う。POINT 3
 過去形を使った一文を作る。
 本時のまとめを行う。

まとめ

動詞の過去形を理解して
いれば、時制の変化にともない
英語で説明することができる。

ICT活用のポイント

過去1週間分の写真に説明文を英語で書き込む

デジタルワークシートの一斉配布
過去一週間分の行動を表した写真を貼った複数のデジタルワークシートを生徒に配布した。生徒はデジタルワークシートに表示されている写真の人物になりきって、前時までに学習した過去のことを説明する表現方法や語句を用いて、説明文を英語で書いた。
テックキャンバスのデジタルワークシートは10シートまでを1ファイルとして、即時に配布できるので、紙と比べて配布時間の短縮に効果的だった。
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グループ内で説明文を発表し合いお互いの意見をぶつけ合う

デジタルワークシートの修正
数人の生徒グループを作り、グループ内で書いた英語の説明文を発表し合い、表現や語句に間違いがないか、意見を交換した。
他の生徒からの意見を参考に、文章を修正して、より伝わる説明文の作成を目指した。
説明文はデジタルワークシート上に書かれているので、紙と比べて文章の修正時間の短縮に効果的だった。
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電子黒板に写真を投影しながら発表してアドバイスをもらう。

デジタルワークシートのモニタリング
グループ毎に全員が前に出て大型ディスプレイに映し出された写真を英語で説明をした。説明では書いた英文を読まないように、写真のみのワークシートが映し出され、書いた文章を覚えて説明した。その後、発表内容と模範解答を比べて、過去形のポイントを解説した。
模範解答はデジタルワークシートに書いており、カーテンでマスキングできるので、解説とタイミングを合わせて解答を見せることができた。これにより、生徒に考える時間を与えることができた。
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校長先生インタビュー

ICTで得られる学びの変革と、そのスケールの拡大
宮古市立下地中学校 校長 久高三彦先生

これまでの学校教育では情報教育が主たるものでした。ですがICTの導入によって教育は情報化され、学び方の変革が起こりつつあります。
実際に本校ではICTによって、学びのスタイルが大きくシフトしています。これまでは個人で完結していた学びというものが、個からグループへ、さらに別のグループへと広がっています。やがては本校の授業が他校に参考にされ、また逆に本校の生徒が他校から学ぶ、ということも起こり得ます。
学びのスケールが大きくなるということですね。将来的には地域はもちろん、国外とも学びを共有できるようになるでしょう。
このような学びのネットワークの広がりが、ICTによる大きな変化であり、メリットです。
本校は文部科学省、総務省の指定を受けて、3年間のフューチャースクール、学びのイノベーションの授業を導入することができました。ICTについては先導的な役割を負っています。ですからわれわれが持っているものは、教師間はもちろん、他校、あるいは地域に対して、どんどん共有していきたいと考えています。

  • 宮古市立下地中学校 校長 久高三彦先生

  • 宮古島市立下地中学校
活用事例 中学校2年生数学

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